問. 食中毒の原因となる細菌およびウイルスに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) リステリア菌は、プロセスチーズから感染しやすい。
(2) サルモネラ菌は、偏性嫌気性の細菌である。
(3) 黄色ブドウ球菌は、7.5 % 食塩水中で増殖できる。
(4) ボツリヌス菌の毒素は、100 ℃、30 分の加熱で失活しない。
(5) ノロウイルスは、カキの中腸腺で増殖する。
答. (3)
解説
× (1) リステリア菌は、ナチュラルチーズから感染しやすい。
プロセスチーズは加熱処理されているため、感染源となりにくい。
× (2) サルモネラ菌は、通性嫌気性の細菌である。
○ (3) 黄色ブドウ球菌は、7.5 % 食塩水中で増殖できる。
× (4) ボツリヌス菌の毒素は、100 ℃、30 分の加熱で失活する。
× (5) ノロウイルスは、カキの中腸腺で増殖しない。
ノロウイルスは、カキの中腸線に蓄積されているが、ヒトの腸管内でしか増殖できない。