炎症性腸疾患と呼ばれる、クローン病と潰瘍性大腸炎は何が違うのか?
今回はクローン病と潰瘍性大腸炎の共通点・相違点についてまとめてみました!!!
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クローンと潰大の共通点
好発年齢
若年者に多い。(患者数は潰大の方が多い)
症状
腹痛、下痢、血便、発熱などが共通してみられる。
クローン病では、肛門病変の合併が多い。
薬物療法
5-ASA製剤、抗TNF-α抗体製剤、ステロイド薬などが用いられる。
クローンと潰大の相違点
病変部位
- クローン:消化管全域(好発部位は回腸末端)、非連続的に進展
- 潰大:大腸のみ、連続的に進展
組織学的所見
- クローン:全層性の炎症
- 潰大:粘膜、粘膜下層の炎症
内視鏡所見
- クローン:敷石状所見、縦走潰瘍
- 潰大:偽ポリポーシス、鉛管状所見
このあたりは模試レベルですかねぇ…
国試ではまだ出たことがないですが、余裕があれば確認しておきましょう!
その他、食事療法等については用語集をご覧ください。
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おまけ
クローン病もそうですが、勉強していると研究者の名を冠する用語が多く登場します。
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星に名前が付けられるなんて、ロマンチックが止まらない…