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クローン病と潰瘍性大腸炎の共通点・相違点

炎症性腸疾患と呼ばれる、クローン病と潰瘍性大腸炎は何が違うのか?

今回はクローン病と潰瘍性大腸炎の共通点・相違点についてまとめてみました!!!

【関連】人体の構造と機能、臨床栄養学

 

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クローンと潰大の共通点

好発年齢

若年者に多い。(患者数は潰大の方が多い)

 

症状

腹痛、下痢、血便、発熱などが共通してみられる。

クローン病では、肛門病変の合併が多い。

 

薬物療法

5-ASA製剤、抗TNF-α抗体製剤、ステロイド薬などが用いられる。

 

クローンと潰大の相違点

病変部位

  • クローン:消化管全域(好発部位は回腸末端)、非連続的に進展
  • 潰大:大腸のみ、連続的に進展

 

組織学的所見

  • クローン:全層性の炎症
  • 潰大:粘膜、粘膜下層の炎症

 

内視鏡所見

  • クローン:敷石状所見、縦走潰瘍
  • 潰大:偽ポリポーシス、鉛管状所見

 

このあたりは模試レベルですかねぇ…

国試ではまだ出たことがないですが、余裕があれば確認しておきましょう!

その他、食事療法等については用語集をご覧ください。

 

 

関連過去問

32-27 腸疾患に関する記述である。

30-125 炎症性腸疾患に関する記述である。

28-37 炎症性腸疾患に関する記述である。

 

おまけ

クローン病もそうですが、勉強していると研究者の名を冠する用語が多く登場します。

永久に名前が残り続けるというのはすごいことですよね。

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星に名前が付けられるなんて、ロマンチックが止まらない…