生活習慣病の代表格である糖尿病。
管理栄養士は、食事療法や運動療法を中心に治療に関わりますが、薬物療法についての知識も必要です。
ということで、今回は経口血糖降下薬についてまとめてみました!!!
【関連】臨床栄養学
経口血糖降下薬一覧
経口血糖降下薬には様々な種類があり、それぞれ作用が異なります。
細かく見ていきましょう!
吸収・産生・排泄関連
血液中から何かを減らしたいときには、吸収・産生・排泄にアプローチするというのが定番?ですよね。
α-グルコシダーゼ阻害薬
二糖類を分解する酵素であるα-グルコシダーゼを阻害して、腸管からの糖の吸収を遅らせる。
食後高血糖を抑えることができる。
ビグアナイド薬
肝臓での糖新生を抑制し、肝臓からの糖の放出を抑制する。
そう、ビグアナイ糖新生。
SGLT2阻害薬
腎臓の尿細管にあるSGLT2を阻害し、糖の再吸収を抑制する。
インスリン関連
血糖値の場合には、血糖値を下げるホルモンであるインスリンにアプローチする方法もありますね。
チアゾリジン薬
インスリン抵抗性を改善する。
スルホニル尿素薬
膵臓に働いて、インスリンの分泌を促進する。低血糖を起こしやすい。
DPP-4阻害薬
インクレチンを分解する酵素DPP-4を阻害することで、インスリン分泌を促進する。
インスリンを分泌させるホルモンを分解する酵素を阻害する薬…ややこしい
過去問に挑戦
おまけ
インスリン関連でランゲルハンス島について調べてたら、「ランゲルハンス島の午後」っていう村上春樹さんのエッセイが出てきました。
こんな風に書くとまるで地中海に浮かぶ島のようですねー
内容が気になります…