【第34回管理栄養士国家試験~】新ガイドライン変更点まとめ

ついに発表されました新ガイドライン!

このガイドラインは、2020年に行われる第34回管理栄養士国家試験から適用となります。

それでは、変更点を早速チェックしていきましょう!!!

 

(8/1 追記) 第34回管理栄養士国家試験の日程が発表されました!

 

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主な変更点

出題数の変更

今回の改定の最大のポイントはこの出題数の変更でしょう。

出題数は以下のように変更になりました。

出典:管理栄養士国家試験出題基準改定検討会報告書

これを見ていただくとわかるように、応用力試験が20問⇒30問と大幅に増加しています。

個人又は集団における種々の状況に応じた栄養管理を実践する上で必要な知識、思考・判断力を備えているかについて評価がより一層可能となるよう、10 問を応用力試験に移行し、応用力試験の出題を 20 題から 30 題に変更する。

出典:管理栄養士国家試験出題基準改定検討会報告書

とのことです。

応用力試験は出題の自由度がかなり高いので、手ごわくなりそうですね…

 

用語やガイドラインの整理

新ガイドラインは前のものに比べてかなりすっきりした印象。

今までは科目間での項目の被りなども多く見られましたが、綺麗に整理整頓されたようです。

大きな変更はなく、少し追加されたり削除されたりといった感じです。

詳しくは科目ごとの変更点↓でお話ししますね。

 

消えた基礎的

各科目の<出題のねらい>から「基礎的な」や「基本的な」といった言葉が消えました。

深い意味は無いのかもしれませんが、もしかしたら全体的に少々難化するかも?

 

 

各科目の変更点

細かい修正は置いといて、追加事項と削除事項をまとめました。漏れがあったらすみません。

新規追加項目については、随時解説記事をあげていく予定です。

 

社会・環境と健康

1番追加があったのはこの科目かなと思います。

<削除項目>

公衆衛生の歴史
婚姻と離婚

 

<追加項目>

社会的公正と健康格差の是正
放射線・建築物衛生
利益相反
受動喫煙防止
歯と全身の健康
がん登録、がんと就労
難病法と難病対策
地方自治法
他職種の役割と連携
保険者の役割とデータヘルス計画
児童虐待防止
メンタルヘルス対策、過労死対策
持続可能な開発目標
ユニバーサルヘルスカバレッジ

 

人体の構造と機能

<削除項目(整理されたものも含む)>

アミノ酸配列と高次構造
遺伝子、ゲノム
染色体
遺伝子操作
転写・翻訳・翻訳後修飾
独立・従属栄養
生体酸化
非必須アミノ酸の生合成
アミノ基転移反応
尿素回路
不飽和脂肪酸の代謝

<追加項目>

腸閉塞
くも膜下出血
肺がん
男性生殖器疾患:前立腺肥大、前立腺がん
女性生殖器疾患:乳がん、子宮体部がん、子宮頸がん

 

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食べ物と健康

<削除項目>

「いわゆる健康食品」の 表示の概略

 

応用栄養学

<追加項目>

IADL(手段的日常生活動作)

 

栄養教育論

<追加項目>

ヘルスリテラシー
認知行動療法
動機付け面接
ナッジ

 

臨床栄養学

<追加項目>

施設連携
不整脈:心房細動、心室細動、心室頻拍
くも膜下出血
糖尿病合併妊娠

 

公衆栄養学

<追加項目>

住民参加
ソーシャル・キャピタルの醸成と活用
職業倫理
地域診断
量的調査、質的調査の意義
地域包括ケアシステムの構築

 

給食経営管理論

<削除項目>

給食の定義
特定多数人への対応と個人対応
食材の開発・流通

 

まとめ

ガイドラインが変わったからといって、特別勉強法などを変える必要はありません。

しかし、新しく追加された用語などもあるので、そのあたりはしっかり押さえていく必要がありますね!

当サイトでも新ガイドライン対策の記事をあげていきたいと思ってます!

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ガイドライン全文はこちら