児童虐待防止【新ガイドライン対策】

管理栄養士国家試験新ガイドラインの、社会・環境と健康に新しく追加された「児童虐待防止」についてまとめました。

 

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児童虐待とは

児童虐待とは、保護者がその監護する児童(18歳に満たないもの)について行う行為で、以下の4種類がある。

  • 身体的虐待:殴る蹴る などの暴行を加えること
  • 性的虐待:わいせつな行為をする、させること
  • ネグレクト:食事を与えない など、保護者としての監護を怠ること
  • 心理的虐待:暴言や無視 など、心理的外傷を与える言動をすること

 

児童虐待の現状(福祉行政報告例より)

児童相談所が対応した児童虐待相談の対応件数は、約16万件(平成30年)と年々増加している

年齢別では7~12歳が、種類別では心理的虐待が、虐待者別では実母が最も多くなっている。

 

虐待の通告

児童虐待を受けていると思われる児童を発見した者は、速やかに福祉事務所もしくは児童相談所に通告しなければならない。

通告義務は、守秘義務より優先される

 

関連問題

管理栄養士国家試験では出題されたことがないため、他職種の国家試験過去問を集めました。

第101回看護師国家試験 午前-問83(厚生労働省HPより)

問. 児童虐待の防止等に関する法律で、親の虐待によって負傷した児童を発見した際の通告先として規定されているのはどれか。2つ選べ。

(1) 警察署

(2) 福祉事務所

(3) 家庭裁判所

(4) 児童相談所

(5) 教育委員会

 

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答. (2),(4)
解説

× (1) 警察署

(2) 福祉事務所

× (3) 家庭裁判所

(4) 児童相談所

× (5) 教育委員会

 

第112回医師国家試験 F-38(厚生労働省HPより)

問. 児童虐待について正しいのはどれか。2つ選べ。

(a) 児童虐待の通告は保健所に行う。

(b) 言葉の暴力は児童虐待には含まれない。

(c) 児童と保護者との通信は制限できない。

(d) 児童にわいせつな行為をさせることが含まれる。

(e) 児童虐待を受けていると思われる児童を発見した者は医師以外でも通告できる。

答. (d),(e)
解説

× (a) 児童虐待の通告は児童相談所、福祉事務所に行う。

× (b) 言葉の暴力は児童虐待に含まれる。
心理的虐待に該当する。

× (c) 児童と保護者との通信は制限できる。
児童虐待を行った保護者について、児童との面会・通信を制限することができる。(児童虐待防止法第12条)

(d) 児童にわいせつな行為をさせることが含まれる。
性的虐待に該当する。

(e) 児童虐待を受けていると思われる児童を発見した者は医師以外でも通告できる。