30-153 集団のアセスメントを目的とした食事調査における誤差要因と、その対策の組合せである。

問. 集団のアセスメントを目的とした食事調査における誤差要因と、その対策の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 対象者の思い出し能力 —– 調査日数を増やす

(2) 対象者の過小申告 —– 24時間思い出し法を用いる

(3) 食品成分表の精度 —– 秤量法を用いる

(4) 個人内変動 —– 食物摂取頻度調査法を用いる

(5) 季節変動 —– 対象の人数を増やす

 

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答. (4)
解説

× (1) 対象者の思い出し能力 —– 食事記録法や陰膳法を用いる
特に思い出し能力が必要な24時間思い出し法は、思い出し能力が低いと考えられる子どもや高齢者には不向きである。

× (2) 対象者の過小申告 —– 陰膳法を用いる
対象者自身が記録する調査法や、対象者が自己申告する調査法では、過少申告を避けることは難しい。

× (3) 食品成分表の精度 —– 陰膳法を用いる
秤量法は、食品成分表を用いて摂取栄養量を計算するため、食品成分表の精度に影響を受ける。

(4) 個人内変動 —– 食物摂取頻度調査法を用いる

× (5) 季節変動 —– 時期を変えて複数回調査する
 

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