問. 胃食道逆流症の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 1 回当たりの食事量を多くする。
(2) 脂質の摂取エネルギー比率を、35%E 以上とする。
(3) 夕食後は、 1 時間以内に就寝する。
(4) 就寝は、仰臥位を勧める。
(5) 胃瘻では、半固形タイプの栄養剤を用いる。
答. (5)
解説
× (1) 1 回当たりの食事量を少なくする。
× (2) 脂質の摂取エネルギー比率を、20~25%E 程度とする。
高脂肪食は逆流の危険因子であるため、控えるようにする。
× (3) 夕食後は、 1 時間以内に就寝しない。
食後1時間程度は、座位をとり、臥床しないようにする。
× (4) 就寝は、ファーラー位(半座位)を勧める。
ファーラー位は、仰臥位から上半身を45°程度起こした姿勢である。
○ (5) 胃瘻では、半固形タイプの栄養剤を用いる。