問. 食品の脂質に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 大豆油のけん化価は、やし油より高い。
(2) パーム油のヨウ素価は、いわし油より高い。
(3) オレイン酸に含まれる炭素原子の数は、16 である。
(4) 必須脂肪酸の炭化水素鎖の二重結合は、シス型である。
(5) ドコサヘキサエン酸は、炭化水素鎖に二重結合を 8 つ含む。
答. (4)
解説
× (1) やし油のけん化価は、大豆油より高い。
やし油は、短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸が多く含まれるため、けん化価が高い。
× (2) いわし油のヨウ素価は、パーム油より高い。
いわし油は、多価不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが多く含まれるため、ヨウ素価が高い。
× (3) オレイン酸に含まれる炭素原子の数は、18 である。
○ (4) 必須脂肪酸の炭化水素鎖の二重結合は、シス型である。
× (5) ドコサヘキサエン酸は、炭化水素鎖に二重結合を 6 つ含む。