29-81 摂取するたんぱく質の量と質の評価に関する記述である。

問. 摂取するたんぱく質の量と質の評価に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 無たんぱく質食摂取時にも、尿中へ窒素が排泄される。

(2) 正味たんぱく質利用率は、吸収された窒素量のうち、体内に保留された割合である。

(3) アミノ酸価は、含有するアミノ酸総量で決められる。

(4) アミノ酸インバランスとは、制限アミノ酸の補充で栄養価を改善することである。

(5) 窒素出納は、エネルギー摂取量の影響を受けない。

 

スポンサーリンク
答. (1)
解説

(1) 無たんぱく質食摂取時にも、尿中へ窒素が排泄される。

× (2) 生物価は、吸収された窒素量のうち、体内に保留された割合である。
正味たんぱく質利用率は、 摂取した窒素量のうち、体内に保留された割合である。

× (3) アミノ酸価は、含有する不可欠アミノ酸量で決められる。

× (4) アミノ酸インバランスとは、制限アミノ酸の補充により栄養価が低下することである。
制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがあり、これをアミノ酸インバランスという。

× (5) 窒素出納は、エネルギー摂取量の影響を受ける。
エネルギー摂取量が少ないと、体たんぱく質が分解されエネルギー産生に使われるため、窒素出納は負となる。
 

⇐前   次⇒