29-80 たんぱく質・アミノ酸の代謝に関する記述である。

問. たんぱく質・アミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) たんぱく質の平均半減期は、肝臓よりも骨格筋の方が短い。

(2) 食後に血糖値が上昇すると、筋肉たんぱく質の分解は促進される。

(3) エネルギー摂取量が減少すると、たんぱく質の必要量は減少する。

(4) 分枝アミノ酸のアミノ基は、骨格筋でアラニン合成に利用されない。

(5) グルタミンは、小腸粘膜のエネルギー源となる。

 

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答. (5)
解説

× (1) たんぱく質の平均半減期は、肝臓よりも骨格筋の方が長い。
肝臓:約10日、筋肉:約180日である。

× (2) 食後に血糖値が上昇すると、筋肉たんぱく質の合成は促進される。

× (3) エネルギー摂取量が増加すると、たんぱく質の必要量は減少する。
エネルギー供給が十分であれば、たんぱく質はエネルギー源として使われなくてすむため、たんぱく質の利用効率が上昇する。

× (4) 分枝アミノ酸のアミノ基は、骨格筋でアラニン合成に利用される。

(5) グルタミンは、小腸粘膜のエネルギー源となる。
グルタミン、グルタミン酸の多くは、小腸粘膜で代謝される。
 

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