管理栄養士国家試験の語呂合わせ・覚え方
臨床栄養学
ビスホスホネート薬
骨粗鬆症の治療薬のひとつ。破骨細胞の機能を抑え、骨吸収を抑制する。 × ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。(33-38)
エリスロポエチン
腎臓で産生される造血因子。赤血球の産生を促進する。 × 腎性貧血は、エリスロポエチンの増加で起こる。(31-41)
ワルファリン
抗血液凝固薬のひとつ。ビタミンKと拮抗してはたらくことにより、プロトロンビンの産生を抑制し、血液凝固を抑制する。 服用中は、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラなど)の摂取を控える。 ○ クロレラは、ワルファリンの効果を減弱する。(30...
レチノール結合たんぱく質(RBP)
RTPの一種。半減期は約12時間と短く、たんぱく質栄養状態を最も鋭敏に反映するといわれる。 × トランスフェリンの半減期は、レチノール結合たんぱく質より短い。(31-75) × 血清レチノール結合たんぱく質値は、静的栄養アセスメントの指標で...
急速代謝回転たんぱく質(RTP)
半減期が短いたんぱく質の総称。動的栄養アセスメントの指標として、短期のたんぱく質栄養状態を評価する際に用いられる。 <例>プレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合たんぱく質 半減期の覚え方はこちら
分枝アミノ酸(BCAA)
分子内に分岐構造をもつアミノ酸。バリン、ロイシン、イソロイシンが含まれ、主に筋肉で代謝される。 × アルギニンは、分枝アミノ酸である。(34-18) ○ 分枝アミノ酸は、不可欠アミノ酸である。(31-76) × 分枝アミノ酸を代謝する組織は...
チアノーゼ
血中還元ヘモグロビンが 5g/dl 以上になった時に生じる、皮膚や粘膜の暗紫色調変化。 <原因>左心不全、肺炎 × チアノーゼは、血中還元ヘモグロビン濃度が低下した時にみられる。(36-24) × チアノーゼは、血液中の二酸化炭素濃度が低下...
ヘマトクリット
血液のうち、細胞成分(赤血球)が占める割合。 貧血の指標として用いられる。 <基準値> 男:40%~48% 女:36%~42%
フィッシャー比
血液中の分枝アミノ酸濃度と芳香族アミノ酸(トリプトファンを除く)濃度の比率。 肝硬変、COPDなどで低下する。 ○ COPDでは、フィッシャー比が低下する。(31-37) ○ フィッシャー比に用いる血漿芳香族アミノ酸は、フェニルアラニンとチ...
アシドーシス
血液のpHが7.35未満になった状態をいう。 呼吸性アシドーシス アシドーシスのうち、原因が呼吸異常によるもの。 恒常性を保つため、腎臓でHCO₃⁻の再吸収が促進される。(腎性代償) <原因疾患> 肺炎、慢性閉塞性肺疾患(CO₂排出減少) ...