臨床栄養学

臨床栄養学

セント・ジョーンズ・ワート

ハーブの一種。肝臓における薬物代謝酵素の活性を促進するため、多くの薬剤の効果を減弱させる。× セント・ジョーンズ・ワートは、シクロスポリンの代謝を抑制する。(36-117)× セント・ジョーンズ・ワートは、スルホニル尿素(SU)薬の効果を増...
臨床栄養学

超低エネルギー食(VLCD)

高度肥満症(BMI 35.0 kg/m2 以上)の治療に用いられる、1日600 kcal以下という極端な低エネルギー食。絶対的なエネルギーの不足によりケトン体が蓄積し、アシドーシスを生じやすい。身体に与える影響が大きいため使用は3週間までと...
人体の構造と機能

たんぱく漏出性胃腸症

血清たんぱく質の消化管への過剰漏出により、低たんぱく血症をきたした状態。<症状> 浮腫<治療>高エネルギー、高たんぱく質食とする。× たんぱく漏出性胃腸症では、高アルブミン血症がみられる。(32-27)○ たんぱく漏出性胃腸症では、高たんぱ...
人体の構造と機能

過敏性腸症候群

基質的疾患が認められないにもかかわらず、便通異常(下痢、便秘)や神経症状などの症状を呈する症候群。<原因> 心理的ストレスなど<治療>暴飲暴食や刺激物を避け、規則正しい生活を勧める。× 過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。(32-27)×...
臨床栄養学

ビスホスホネート薬

骨粗鬆症の治療薬のひとつ。破骨細胞の機能を抑え、骨吸収を抑制する。× ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。(33-38)
人体の構造と機能

エリスロポエチン

腎臓で産生される造血因子。赤血球の産生を促進する。× 腎性貧血は、エリスロポエチンの増加で起こる。(31-41)
臨床栄養学

ワルファリン

抗血液凝固薬のひとつ。ビタミンKと拮抗してはたらくことにより、プロトロンビンの産生を抑制し、血液凝固を抑制する。服用中は、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラなど)の摂取を控える。○ クロレラは、ワルファリンの効果を減弱する。(30-1...
基礎栄養学

レチノール結合たんぱく質(RBP)

RTPの一種。半減期は約12時間と短く、たんぱく質栄養状態を最も鋭敏に反映するといわれる。× トランスフェリンの半減期は、レチノール結合たんぱく質より短い。(31-75)× 血清レチノール結合たんぱく質値は、静的栄養アセスメントの指標である...
応用栄養学

急速代謝回転たんぱく質(RTP)

半減期が短いたんぱく質の総称。動的栄養アセスメントの指標として、短期のたんぱく質栄養状態を評価する際に用いられる。<例>トランスサイレチン、トランスフェリン、レチノール結合たんぱく質半減期の覚え方はこちら
人体の構造と機能

分枝アミノ酸(BCAA)

分子内に分岐構造をもつアミノ酸。バリン、ロイシン、イソロイシンが含まれ、主に筋肉で代謝される。× アルギニンは、分枝アミノ酸である。(34-18)○ 分枝アミノ酸は、不可欠アミノ酸である。(31-76)× 分枝アミノ酸を代謝する組織は、主に...