臨床栄養学

人体の構造と機能

ケトン体

アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称。肝臓でアセチルCoAから合成され、飢餓時には脳を含む全身(肝臓を除く)でエネルギー源として利用される。 ○ 脳は、飢餓の時にケトン体を利用する。(33-75) ○ ケトン体は、脳でエネルギー源...
人体の構造と機能

腹水

腹腔内に液体が貯留した状態。腹部膨隆が見られる。 <原因> 低アルブミン血症(肝硬変など)、右心不全 ○ 腹水は、右心不全により出現する。(34-25)
臨床栄養学

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

NAFLDのうち、炎症や線維化を伴うもの。肝硬変や肝がんに進展しうるため、注意が必要である。 ○ NASH の確定診断には、肝生検が必要である。(37-28) × NASHでは、肝線維化を認めない。(31-31)
臨床栄養学

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)

アルコールの関与はなく、肥満や糖尿病などに伴って起こる脂肪肝。 × 非アルコール性脂肪性肝疾患では、食物繊維を制限する。(32-128)
臨床栄養学

カルシウム拮抗薬

血管を拡張させることにより血圧を低下させる降圧薬の一種。グレープフルーツの摂取により、薬理効果が増強される。 × グレープフルーツは、カルシウム拮抗薬の効果を減弱する。(30-120)
臨床栄養学

アロプリノール

高尿酸血症の治療薬の一種。尿酸の生成を抑制する。
臨床栄養学

プロベネシド

高尿酸血症の治療薬の一種。腎臓での尿酸の再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進する。 × プロベネシドは、尿酸産生を抑制する。(32-126)
給食経営管理論

アクシデント

実際に起こってしまった事故のこと。給食分野では、食中毒や異物混入などを指す。
臨床栄養学

セント・ジョーンズ・ワート

ハーブの一種。肝臓における薬物代謝酵素の活性を促進するため、多くの薬剤の効果を減弱させる。 × セント・ジョーンズ・ワートは、スルホニル尿素(SU)薬の効果を増強する。(30-120)
臨床栄養学

超低エネルギー食(VLCD)

高度肥満症(BMI 35.0 kg/m2 以上)の治療に用いられる、1日600 kcal以下という極端な低エネルギー食。 絶対的なエネルギーの不足によりケトン体が蓄積し、アシドーシスを生じやすい。身体に与える影響が大きいため使用は3週間まで...