問. てんかん食とその摂取により生じる代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 高炭水化物・低たんぱく質食である。
(2) 摂取により、血中 3 -ヒドロキシ酪酸値が低下する。
(3) 摂取により、血液 pH が上昇する。
(4) ケトン体は、筋肉で合成される。
(5) ケトン体は、脳で利用される。
答. (5)
解説
てんかん食は、てんかん発作を抑えるとされるケトン体を増やすために、低炭水化物・高脂質に調整された食事である。
× (1) 低炭水化物・高脂肪食である。
× (2) 摂取により、血中 3 -ヒドロキシ酪酸値が上昇する。
3 -ヒドロキシ酪酸は、ケトン体の一種である。
× (3) 摂取により、血液 pH が低下する。
酸性であるケトン体の増加により、血液のpHが低下する。
× (4) ケトン体は、肝臓で合成される。
○ (5) ケトン体は、脳で利用される。