問. 日本人の食事摂取基準(2020 年版)における小児に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 1 ~ 2 歳児の参照体重は、国民健康・栄養調査の中央値である。
(2) 3 歳児の基礎代謝基準値は、 1 歳児より大きい。
(3) 1 ~ 5 歳児の身体活動レベル(PAL)は、 1 区分である。
(4) 小児( 1 ~17 歳)の脂質の DG(% エネルギー)は、成人(18 歳以上)より高い。
(5) 3 ~ 5 歳児のビタミン A の UL には、性差はない。
答. (3)
解説
× (1) 18 歳以上の参照体重は、国民健康・栄養調査の中央値である。
0~17 歳では、日本小児内分泌学会・日本成長学会合同基準値委員会による小児の体格評価に用いる体重の標準値が用いられている。
× (2) 3 歳児の基礎代謝基準値は、 1 歳児より小さい。
○ (3) 1 ~ 5 歳児の身体活動レベル(PAL)は、 1 区分である。
身体活動レベルの区分は、1~5 歳で1 区分、18~74 歳で3 区分、75 歳以上で2 区分となっている(下表参照)。
× (4) 小児( 1 ~17 歳)の脂質の DG(% エネルギー)は、成人(18 歳以上)と同じである。
いずれも、20~30 %エネルギーとなっている。
× (5) 3 ~ 5 歳児のビタミン A の UL には、性差がある。