39-147 集団の栄養素等摂取量を評価するために行う食事記録法に関する記述である。

問. 集団の栄養素等摂取量を評価するために行う食事記録法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1) 食事記録法のうち、目安量法は、秤量法に比べて摂取量推定の誤差が小さい。

(2) 陰膳法に比べて、対象者1人当たりの調査費用が高い。

(3) 24 時間食事思い出し法に比べて、対象者の負担が小さい。

(4) 食物摂取頻度調査法に比べて、対象者の記憶に依存する。

(5) 食物摂取頻度調査法に比べて、調査員の負担が大きい。

 

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答. (5)
解説

× (1) 食事記録法のうち、目安量法は、秤量法に比べて摂取量推定の誤差が大きい。
摂取量を目安量で記録する目安量法では、重量を測定して記録する秤量法よりも誤差が大きくなる。

× (2) 陰膳法に比べて、対象者1人当たりの調査費用が安い。
陰膳法では、栄養素摂取量の算出に化学分析を用いるため、調査費用が高くなる。

× (3) 24 時間食事思い出し法に比べて、対象者の負担が大きい。
食事記録法は摂取した食物の量を自分で調査票に記入する方法であり、対象者の負担が大きい。特に、重量を測定する必要がある秤量法の負担が大きい。

× (4) 食物摂取頻度調査法に比べて、対象者の記憶に依存しない。
食事記録法は摂取した食物を記録する方法であり、記憶には依存しない。

(5) 食物摂取頻度調査法に比べて、調査員の負担が大きい。
食事記録法では、記録されたデータを調査者が整理する必要があり、調査者側の負担も大きい。