問. 食品中の有害物質に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) デオキシニバレノールは、りんごを汚染するかび毒である。
(2) ベンゾ[a]ピレンは、ヘテロサイクリックアミンの 1 つである。
(3) アクリルアミドは、アスパラギンと還元糖の反応によって生成する。
(4) N-ニトロソアミンは、アミノ酸とクレアチンの反応によって生成する。
(5) ダイオキシンは、水溶性が高いため生物濃縮されにくい。
答. (3)
解説
× (1) パツリンは、りんごを汚染するかび毒である。
デオキシニバレノールは、小麦などを汚染するかび毒である。
× (2) ベンゾ[a]ピレンは、多環芳香族炭化水素の 1 つである。
ヘテロサイクリックアミンには、トリプトファン由来のTrp-P-1などがある。
○ (3) アクリルアミドは、アスパラギンと還元糖の反応によって生成する。
× (4) ヘテロサイクリックアミンは、アミノ酸とクレアチンの反応によって生成する。
N-ニトロソアミンは、アミンと亜硝酸の反応によって生成する。
× (5) ダイオキシンは、水溶性が低いため生物濃縮されやすい。