37-72 難消化性の炭水化物の生理作用に関する記述である。

問. 難消化性の炭水化物の生理作用に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) キシリトールは、う蝕(虫歯)を予防する。

(2) フラクトオリゴ糖は、食後の血糖値上昇を促進する。

(3) グアーガム酵素分解物は、腸内の pH を上昇させる。

(4) ポリデキストロースは、腸内有用菌の増殖を抑制する。

(5) ラクツロースを過剰に摂取すると、便秘を引き起こす。

 

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答. (1)
解説

(1) キシリトールは、う蝕(虫歯)を予防する。

× (2) フラクトオリゴ糖は、食後の血糖値上昇を抑制する。
難消化性炭水化物は単糖に消化されないため、血糖値にほとんど影響しない。

× (3) グアーガム酵素分解物は、腸内の pH を低下させる。
難消化性炭水化物は、大腸で腸内細菌による発酵を受けて短鎖脂肪酸を生成するため、腸内のpHが低下する。

× (4) ポリデキストロースは、腸内有用菌の増殖を促進する。
腸内有用菌の増殖を促進するはたらきをもつ難消化性炭水化物を、プレバイオティクスという。

× (5) ラクツロースを過剰に摂取すると、下痢を引き起こす。

 

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