問. 酵素に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 酵素は、化学反応の活性化エネルギーを増大させる。
(2) 競合阻害では、反応の最大速度(Vmax)は低下する。
(3) 競合阻害物質は、活性部位に結合する。
(4) ミカエリス定数(Km)は、親和性の高い基質で大きくなる。
(5) トリプシノーゲンは、リン酸化により活性化される。
答. (3)
解説
× (1) 酵素は、化学反応の活性化エネルギーを減少させる。
× (2) 競合阻害では、反応の最大速度(Vmax)は低下しない。
競合阻害では、基質濃度が高まると阻害物質の影響がほぼ無くなるため、最大反応速度は低下しない。
○ (3) 競合阻害物質は、活性部位に結合する。
× (4) ミカエリス定数(Km)は、親和性の高い基質で小さくなる。
× (5) トリプシノーゲンは、加水分解により活性化される。