36-81 エネルギー代謝に関する記述である。

問. エネルギー代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 1 日当たりのエネルギー消費量は、基礎代謝より食事誘発性熱産生(DIT)によるものが多い。

(2) 食事誘発性熱産生(DIT)量は、糖質で 100 kcal を摂取した時より、たんぱく質で 100 kcal を摂取した時の方が多い。

(3) 食事誘発性熱産生(DIT)により発生したエネルギーは、筋肉の運動に利用される。

(4) 安静時における単位重量当たりのエネルギー消費量は、骨格筋より脂肪組織が多い。

(5) 単位重量当たりに産生される熱エネルギー量は、褐色脂肪組織より白色脂肪組織が多い。

 

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答. (2)
解説

× (1) 1 日当たりのエネルギー消費量は、食事誘発性熱産生(DIT)より基礎代謝によるものが多い。

(2) 食事誘発性熱産生(DIT)量は、糖質で 100 kcal を摂取した時より、たんぱく質で 100 kcal を摂取した時の方が多い。
食事誘発性熱産生量は、たんぱく質 > 糖質 > 脂質 の順で多い。

× (3) 食事誘発性熱産生(DIT)により発生したエネルギーは、筋肉の運動に利用されない。
熱エネルギーとして体温の維持に利用される。

× (4) 安静時における単位重量当たりのエネルギー消費量は、脂肪組織より骨格筋が多い。

× (5) 単位重量当たりに産生される熱エネルギー量は、白色脂肪組織より褐色脂肪組織が多い。

 

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