問. 妊娠糖尿病に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 「空腹時血糖 126 mg/dL 以上」が、診断基準に含まれる。
(2) 「HbA1c 6.5％ 以上」が、診断基準に含まれる。
(3) 「妊娠糖尿病の家族歴」が、診断基準に含まれる。
(4) 経口血糖降下薬によって治療する。
(5) 分娩後の 2 型糖尿病のリスクになる。
答. (5)
解説
× (1) 「空腹時血糖 126 mg/dL 以上」が、診断基準に含まれる。
⇒「妊娠中の明らかな糖尿病」に関する記述である。
妊娠糖尿病の診断基準には、「空腹時血糖 92 mg/dL 以上」が含まれる。
× (2) 「HbA1c 6.5％ 以上」が、診断基準に含まれる。
⇒「妊娠中の明らかな糖尿病」に関する記述である。
HbA1cの値は、妊娠糖尿病の診断基準に含まれない。
× (3) 「妊娠糖尿病の家族歴」が、診断基準に含まれない。
× (4) インスリンによって治療する。
経口血糖降下薬は、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため使用しない。
○ (5) 分娩後の 2 型糖尿病のリスクになる。