問. 女性生殖器疾患と妊娠合併症に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 子宮頸がんは、腺がんが多い。
(2) ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮体がんの予防に用いる。
(3) 閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子である。
(4) 妊娠高血圧症候群の重症度は、浮腫の有無で分類する。
(5) 妊娠中に発症した明らかな糖尿病を、妊娠糖尿病という。
答. (3)
解説
× (1) 子宮頸がんは、扁平上皮がんが多い。
子宮体がんは、腺がんが多い。
× (2) ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんの予防に用いる。
○ (3) 閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子である。
× (4) 妊娠高血圧症候群の重症度は、浮腫の有無で分類しない。
収縮期血圧 160 mmHg 以上または拡張期血圧 110mmHg 以上の場合や、母体の臓器障害、子宮胎盤機能不全がある場合に重症と診断される。
× (5) 妊娠中に発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常を、妊娠糖尿病という。