32-90 妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。

問. 妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1) 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。

(2) 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。

(3) 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。

(4) 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。

(5) 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。

 

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答. (1)
解説

× (1) 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した、糖尿病に至っていない糖代謝異常のことをいう。

(2) 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。

<妊娠糖尿病の診断基準>
75gOGTTにおいて、以下のひとつ以上を満たす場合に診断
① 空腹時血糖≧92mg/dl
② 1時間値≧180mg/dl
③ 2時間値≧153mg/dl

(3) 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。

(4) 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。

(5) 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。

 

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