問. 妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。
(2) 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
(3) 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
(4) 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
(5) 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。
答. (1)
解説
× (1) 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した、糖尿病に至っていない糖代謝異常のことをいう。
○ (2) 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
<妊娠糖尿病の診断基準>
75gOGTTにおいて、以下のひとつ以上を満たす場合に診断
① 空腹時血糖≧92mg/dl
② 1時間値≧180mg/dl
③ 2時間値≧153mg/dl
75gOGTTにおいて、以下のひとつ以上を満たす場合に診断
① 空腹時血糖≧92mg/dl
② 1時間値≧180mg/dl
③ 2時間値≧153mg/dl
○ (3) 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
○ (4) 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
○ (5) 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。