問. 日本人の食事摂取基準(2020 年版)の基本的事項に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 糖類の EAR が設定されている。
(2) EAR の算定の根拠として用いられた数値は、全ての年齢区分で観察されたものである。
(3) フレイル予防が、策定に考慮されている。
(4) 高齢者の年齢区分は、70 歳以上とした。
(5) 短期間の食事の基準を示すものである。
答. (3)
解説
× (1) 糖類の EAR(推定平均必要量)が設定されていない。
炭水化物では、「炭水化物」と「食物繊維」にDG(目標量)が設定されている。
× (2) EAR の算定の根拠として用いられた数値は、ある限られた年齢区分で観察されたものである。
観察された年齢区分以外の値は、観察された値から外挿を行って算定している。
○ (3) フレイル予防が、策定に考慮されている。
× (4) 高齢者の年齢区分は、65 歳以上とした。
× (5) 短期間の食事の基準を示すものではない。
食事摂取基準は、習慣的な摂取量の基準を示すものである。