35-158 事業所の給食運営を食単価契約で受託している給食会社が、当該事業所の損益分岐点分析を行った。

問. 事業所の給食運営を食単価契約で受託している給食会社が、当該事業所の損益分岐点分析を行った。その結果、生産食数に変化はないが、損益分岐点が低下していた。その低下要因である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 食材料費の高騰

(2) パートタイム調理従事者の時給の上昇

(3) 正社員調理従事者の増員

(4) 食堂利用者数の減少

(5) 売れ残り食数の減少

 

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答. (5)
解説

損益分岐点が低下する要因としては、① 売上高の増加、② 費用の減少のどちらかが考えられる。

× (1) 食材料費の高騰
変動費の増加につながり、損益分岐点上昇の要因となる。

× (2) パートタイム調理従事者の時給の上昇
変動費の増加につながり、損益分岐点上昇の要因となる。

× (3) 正社員調理従事者の増員
固定費の増加につながり、損益分岐点上昇の要因となる。

× (4) 食堂利用者数の減少
売上高の減少につながり、損益分岐点上昇の要因となる。

(5) 売れ残り食数の減少
問題文に「生産食数に変化はない」とあることから、生産食数が変わらず売れ残り食数が減少している。つまり提供食数が増加しているということがわかる。
そのため、売上高が増加し、損益分岐点が低下する。

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【めざせ!計算問題マスター】#3 損益分岐点分析

 

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