問. 摂取するたんぱく質の量と質の評価に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 無たんぱく質食摂取時には、窒素の糞便中排泄はない。
(2) アミノ酸インバランスは、可欠アミノ酸の過剰摂取により起こる。
(3) 正味たんぱく質利用率は、たんぱく質栄養価の化学的評価法である。
(4) 小麦たんぱく質の第一制限アミノ酸は、リシンである。
(5) アミノ酸の補足効果は、卵白たんぱく質に対して発揮される。
答. (4)
解説
× (1) 無たんぱく質食摂取時にも、窒素の糞便中排泄はある。
× (2) アミノ酸インバランスは、制限アミノ酸が複数ある食品に、ひとつの制限アミノ酸のみを加えることにより起こる。
× (3) 正味たんぱく質利用率は、たんぱく質栄養価の生物学的評価法である。
○ (4) 小麦たんぱく質の第一制限アミノ酸は、リシンである。
× (5) アミノ酸の補足効果は、卵白たんぱく質に対して発揮されない。
卵白たんぱく質は制限アミノ酸が無いため、アミノ酸の補足効果は発揮されない。