問. 日本人の食事摂取基準(2020 年版)において、生活習慣病の重症化予防を目的とした量を設定した栄養素である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) たんぱく質
(2) 飽和脂肪酸
(3) トランス脂肪酸
(4) ナトリウム
(5) カリウム
答. (4)
解説
× (1) たんぱく質
⇒ 生活習慣病の発症予防を目的とした量(DG)が設定されている。
× (2) 飽和脂肪酸
⇒ 生活習慣病の発症予防を目的とした量(DG)が設定されている。脂質では、コレステロールに脂質異常症の重症化予防を目的とした摂取量(200mg/日未満)が設定されている。
× (3) トランス脂肪酸
⇒ 冠動脈疾患の危険因子であるものの、摂取量が少なく健康への影響が小さいと考えられるため、基準は設定されていない。参考値として、1% エネルギー未満でできるだけ低く留めることが望ましいと示されている。
○ (4) ナトリウム
高血圧及びCKDの重症化予防を目的とした摂取量(食塩相当量で6.0g/日未満)が設定されている。
× (5) カリウム
⇒ 生活習慣病の発症予防を目的とした量(DG)が設定されている。
