38-38 貧血に関する記述である。

問. 貧血に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 鉄欠乏性貧血では、出血傾向がみられる。

(2) 悪性貧血では、内因子の作用が増強している。

(3) 再生不良性貧血では、白血球数が増加する。

(4) 溶血性貧血では、黄疸がみられる。

(5) 腎性貧血では、血中エリスロポエチン値が上昇する。

 

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答. (4)
解説

× (1) 再生不良性貧血では、出血傾向がみられる。
再生不良性貧血では、血小板数が減少し、出血傾向がみられる。

× (2) 悪性貧血では、内因子の作用が減弱している。

× (3) 再生不良性貧血では、白血球数が減少する。
再生不良性貧血では、血球のもとになる造血幹細胞が減少するため、すべての血球の数が減少する。

(4) 溶血性貧血では、黄疸がみられる。
溶血(赤血球の破壊)が亢進することにより、ヘモグロビンの代謝産物であるビリルビンが増加し、黄疸が生じる。

× (5) 腎性貧血では、血中エリスロポエチン値が低下する。

貧血は鑑別問題として出題されることもあります。手がかりとなるポイントを押さえておきましょう!
貧血の鑑別問題の解き方【応用力試験対策にも】

 

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