38-114 経鼻胃管にて、1.0 kcal/mL の半消化態栄養剤(常温)を 100 mL/時で 200 mL 投与したところ、下痢が生じた。

問. 経鼻胃管にて、1.0 kcal/mL の半消化態栄養剤(常温)を 100 mL/時で 200 mL 投与したところ、下痢が生じた。その対策に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 1 時間で 200 mL を投与する。

(2) 脂肪含有量の多い経腸栄養剤に変更する。

(3) 2.0 kcal/mL の経腸栄養剤に変更する。

(4) 20 mL/時で投与する。

(5) 4 ℃ にして投与する。

 

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答. (4)
解説

× (1) 1 時間で 200 mL を投与する。
⇒ 投与速度を速くすることは、下痢の原因となる。

× (2) 脂肪含有量の多い経腸栄養剤に変更する。
⇒ 高脂質は下痢の原因となる。

× (3) 2.0 kcal/mL の経腸栄養剤に変更する。
⇒ 高濃度(高浸透圧)は下痢の原因となる。

(4) 20 mL/時で投与する。

× (5) 4 ℃ にして投与する。
⇒ 低温は下痢の原因となる。