37-113 空腸瘻にて 1.0 kcal/mL の成分栄養剤(常温)を 100 mL/時で 300 mL 投与したところ、下痢を生じた。

問. 空腸瘻にて 1.0 kcal/mL の成分栄養剤(常温)を 100 mL/時で 300 mL 投与したところ、下痢を生じた。その対策に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 成分栄養剤の濃度を、2.0 kcal/mL に変更する。

(2) 成分栄養剤を、脂肪含量の多い経腸栄養剤に変更する。

(3) 成分栄養剤の温度を、 4 ℃ にして投与する。

(4) 成分栄養剤の投与速度を、20 mL/時に変更する。

(5) 成分栄養剤を、 1 時間で 300 mL 投与する。

 

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答. (4)
解説

× (1) 成分栄養剤の濃度を、2.0 kcal/mL に変更する。
⇒ 濃度が高いと、下痢を生じやすくなる。

× (2) 成分栄養剤を、脂肪含量の多い経腸栄養剤に変更する。
⇒ 脂肪含量が多いと、下痢を生じやすくなる。

× (3) 成分栄養剤の温度を、 4 ℃ にして投与する。
⇒ 温度が低いと、下痢を生じやすくなる。

(4) 成分栄養剤の投与速度を、20 mL/時に変更する。

× (5) 成分栄養剤を、 1 時間で 300 mL 投与する。
⇒ 投与速度が速いと、下痢を生じやすくなる。

 

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