問. 身体活動に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 身体活動の増加は、大腸がんの発症リスクを低減する。
(2) 国民健康・栄養調査によると、20 歳以上の 1 日の歩数の平均値は、男女とも平成 22 年以降 8,000 歩を超えている。
(3) 国民健康・栄養調査では、運動習慣のある者の定義を「 1 回 60 分以上の運動を週 4 回以上実施し、 1 年以上継続している者」としている。
(4) 「健康づくりのための身体活動基準 2013」では、18 歳未満に対して、世代共通の方向性に加えて、定量的な身体活動の基準が定められている。
(5) 身体活動の強度の指標として用いられるメッツ(METs)は、身体活動時のエネルギー消費量を基礎代謝量で除した値である。
答. (1)
解説
○ (1) 身体活動の増加は、大腸がんの発症リスクを低減する。
× (2) 国民健康・栄養調査によると、20 歳以上の 1 日の歩数の平均値は、男女とも平成 22 年以降 8,000 歩を超えていない。
令和元年では、男性:6,793 歩、女性:5,832 歩となっている。
× (3) 国民健康・栄養調査では、運動習慣のある者の定義を「 1 回 30 分以上の運動を週 2 回以上実施し、 1 年以上継続している者」としている。
× (4) 「健康づくりのための身体活動基準 2013」では、18 歳以上に対して、世代共通の方向性に加えて、定量的な身体活動の基準が定められている。
18 歳未満に対しては、世代共通の方向性のみが示されている。
× (5) 身体活動の強度の指標として用いられるメッツ(METs)は、身体活動時のエネルギー消費量を安静時代謝量で除した値である。