36-99 計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。

問. K 保育園で、 4 歳児に対する野菜摂取量の増加を目的とした食育を行った。計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 野菜をたくさん食べると、風邪をひきにくくなると説明する。

(2) 給食の時間に野菜を残さず食べるよう、声掛けをしてまわる。

(3) 野菜を食べることの大切さについて、家庭に食育だよりを配布する。

(4) 5 歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。

(5) 給食の野菜を全部食べたら、シールをもらえるというルールを作る。

 

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答. (4)
解説

(4) 5 歳児クラスの野菜嫌いだった子が、野菜を食べられるようになった例を話す。

計画的行動理論では、行動の意図(行動しようという気持ち)に影響する要因として、「行動への態度」、「主観的規範」、「行動のコントロール感」があげられている。

行動のコントロール感とは、行動をすることを容易に感じるか、できると思うかどうかというものである。

(4) の選択肢では、似た境遇の子が野菜を食べられるようになった例を話すことにより「自分にもできる!」と感じてもらい、行動のコントロール感を高めることができる。

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