問. たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 空腹時は、体たんぱく質合成が亢進する。
(2) 食後は、血中アミノ酸濃度が低下する。
(3) たんぱく質の摂取量が増加すると、ビタミン B6 の要求量が減少する。
(4) たんぱく質の過剰摂取は、アミノ酸の異化を亢進する。
(5) 糖質を十分に摂取すると、たんぱく質の要求量が増加する。
答. (4)
解説
× (1) 食後は、体たんぱく質合成が亢進する。
× (2) 空腹時は、血中アミノ酸濃度が低下する。
× (3) たんぱく質の摂取量が増加すると、ビタミン B6 の要求量が増加する。
ビタミン B6 は、アミノ基転移反応などの補酵素としてはたらくため。
〇 (4) たんぱく質の過剰摂取は、アミノ酸の異化を亢進する。
× (5) 糖質を十分に摂取すると、たんぱく質の要求量が減少する。
糖質が十分に存在する場合、たんぱく質はエネルギー源として使われなくてすむため(糖質のたんぱく質節約作用)。