問. 幼児期・学童期における栄養に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 最近 10 年間の学校保健統計調査では、小学生の肥満傾向児の出現率は 2 %未満である。
(2) 最近 10 年間の学校保健統計調査では、小学生のう歯の者の割合は増加している。
(3) カウプ指数による肥満判定基準は、男女で異なる。
(4) 日本人の食事摂取基準(2020 年版)では、10~11 歳の飽和脂肪酸の DG は、10 %エネルギー以下である。
(5) 日本人の食事摂取基準(2020 年版)では、カルシウムの RDA は、 6~7 歳で最も多い。
答. (4)
解説
× (1) 最近 10 年間の学校保健統計調査では、小学生の肥満傾向児の出現率は 2 %以上である。
肥満傾向児の割合は、11 歳で約 10 %である(令和元年度)。
× (2) 最近 10 年間の学校保健統計調査では、小学生のう歯の者の割合は減少している。
× (3) カウプ指数による肥満判定基準は、男女で同じである。
○ (4) 日本人の食事摂取基準(2020 年版)では、10~11 歳の飽和脂肪酸の DG は、10 %エネルギー以下である。
× (5) 日本人の食事摂取基準(2020 年版)では、カルシウムの RDA は、 12~14 歳で最も多い。
12~14 歳(思春期前半)に、カルシウム体内蓄積量が最大になるため。