問. 社会的認知理論に基づいて、便秘で悩んでいる中学生に野菜摂取を促す支援を行った。結果期待を高めるための支援である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 便秘が続くことにより生じる、身体への悪影響を説明する。
(2) 野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を、図示して説明する。
(3) 食べた野菜の量と種類を、 1 週間記録することを勧める。
(4) 家族に、野菜料理を増やすように頼むことを勧める。
(5) 便秘が解消できた人が、身近にいないかを尋ねる。
答. (2)
解説
社会的認知理論における結果期待とは、自分の行動から生まれる結果への期待のことである。結果期待が高いほど、行動を起こしやすくなる。
× (1) 便秘が続くことにより生じる、身体への悪影響を説明する。
ヘルスビリーフモデルにおける、重大性の認知を高めるための支援である。
○ (2) 野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を、図示して説明する。
× (3) 食べた野菜の量と種類を、 1 週間記録することを勧める。
セルフコントロールである。
× (4) 家族に、野菜料理を増やすように頼むことを勧める。
相互決定主義における、環境要因への介入である。
× (5) 便秘が解消できた人が、身近にいないかを尋ねる。
観察学習である。