問. 「牛乳は苦手だけど、明日から残さず飲もうと思います」と話す、小学生 A さんへの給食指導である。トランスセオレティカルモデルに基づいた指導として、最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 牛乳に含まれる主な栄養素について説明する。
(2) 牛乳を残さず飲めるようになったら、家族がどう思うかを考えさせる。
(3) 牛乳を飲むと、体にどのような影響が出るかを考えさせる。
(4) 牛乳を残した日は、好きなゲームを我慢すると決めるように勧める。
(5) 牛乳を残さず飲むことを、担任の先生と約束するように勧める。
答. (5)
解説
問題文より、Aさんは、トランスセオレティカルモデルにおける準備期であると考えられる。
× (1) 牛乳に含まれる主な栄養素について説明する。
意識の高揚であり、前熟考期における指導である。
× (2) 牛乳を残さず飲めるようになったら、家族がどう思うかを考えさせる。
環境の再評価であり、前熟考期における指導である。
× (3) 牛乳を飲むと、体にどのような影響が出るかを考えさせる。
自己の再評価であり、熟考期における指導である。
× (4) 牛乳を残した日は、好きなゲームを我慢すると決めるように勧める。
強化マネジメントであり、実行期における指導である。
○ (5) 牛乳を残さず飲むことを、担任の先生と約束するように勧める。
自己の解放であり、準備期における指導である。