問. K 市の地図である(図)。A 地区は、学生を中心とした若い世代の一人暮らし世帯が多く、中食・外食の利用頻度が高く、野菜摂取量が少ない。B 地区は、野菜の生産が盛んである。K 市における、A 地区の若い世代の野菜摂取量増加に向けた、食物へのアクセスと情報へのアクセスを統合させた効果的な取組に関する記述である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) A 地区内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアの店内に、野菜摂取量の増加を推奨するポスターを掲示する。
(2) A 地区の駅構内の特設コーナーにおいて、B 地区の生産者組合と協働して、地元野菜の直売所を開設し販売するとともに、 1 日当たりの野菜摂取量の目標として 350 g の野菜の実物展示を行う。
(3) A 地区において、各大学食堂や外食店と協働して、月替わりで、B 地区産の野菜たっぷりメニューの提供と、野菜料理の簡単レシピ集の配布を行う。
(4) A 地区の七夕祭りにおいて、B 地区の生産者組合と協働して、栄養バランスのとれた食生活に関する講話と地元野菜の無料配布会を行う。
答. (3)
解説
○ (3) A 地区において、各大学食堂や外食店と協働して、月替わりで、B 地区産の野菜たっぷりメニューの提供と、野菜料理の簡単レシピ集の配布を行う。
食物へのアクセス(B地区産の野菜たっぷりメニューの提供)と情報へのアクセス(野菜料理の簡単レシピ集の配布)を統合させた取組である。
さらに、「学生を中心とした若い世代の一人暮らし世帯が多い」「中食・外食の利用頻度が高い」という地域の特性を踏まえた取組であり、最も効果的であるといえる。