問. 22 歳、女性。神経性やせ症(神経性食欲不振症)。嘔吐や下痢を繰り返し、 2 週間以上ほとんど食事摂取ができず、入院となった。この患者の病態および栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) インスリンの分泌が亢進する。
(2) 無月経がみられる。
(3) 高カリウム血症がみられる。
(4) エネルギーの摂取量は、35 kcal/kg標準体重/日から開始する。
(5) 経腸栄養剤の使用は、禁忌である。
答. (2)
解説
× (1) インスリンの分泌が低下する。
○ (2) 無月経がみられる。
× (3) 低カリウム血症がみられる。
× (4) エネルギーの摂取量は、10 kcal/kg標準体重/日程度から開始する。
× (5) 経腸栄養剤の使用は、禁忌ではない。
経静脈栄養ではリフィーディング症候群を発症しやすいため、腸を使って栄養補給をすることが望ましい。