問. くる病に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
(2) 完全母乳栄養に比べて、混合栄養では、発症リスクが高い。
(3) 血清副甲状腺ホルモン値が低下する。
(4) 血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が低下する。
(5) 低リン食を指導する。
答. (1)
解説
○ (1) 日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
日光(紫外線)により体内でビタミンDが合成されるため、日光暴露が制限されていると、ビタミンD欠乏リスクが高くなる。
× (2) 完全母乳栄養に比べて、混合栄養では、発症リスクが低い。
母乳のビタミンD含量は少ないため、完全母乳栄養では欠乏リスクが高くなる。
× (3) 血清副甲状腺ホルモン値が上昇する。
ビタミンDの欠乏によって血清カルシウム値が低下するため。
× (4) 血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が上昇する。
× (5) 低リン食を指導しない。
低リン血症性くる病では、リンの投与を行う。