今日(2月20日)はアレルギーの日だそうです。
1966年の今日、IgEが発見されたことから制定されたとか。
ということで、今回は特に重要なⅠ型アレルギーについてまとめてみました!!!
【関連】人体、食べ物、臨床
Ⅰ型アレルギーとは?
抗原が体内に入ってから短時間(数分)で反応を起こすことから、即時型アレルギーと呼ばれる。
代表的なものに、食物アレルギー、花粉症、気管支喘息などがある。
Ⅰ型アレルギーの発症機序
肥満細胞や好塩基球に結合したIgEに抗原(アレルゲン)が結合すると、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、アレルギー反応が出現する。
食物アレルギー
Ⅰ型アレルギーの中でも、国試で最も重要なのは食物アレルギーです。
アレルゲン表示
以下の8つの食材は、特定原材料として表示が義務付けられています。
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生、くるみ
これら8つは必ず覚えておきましょう!
代表的なアレルゲン
- 鶏卵:オボムコイド、オボアルブミンなど
鶏卵は、乳児期に最も頻度の高い原因食品である。
- 小麦:グルテン
- 牛乳:カゼイン
治療(対処)
- アナフィラキシーショック時:アドレナリン自己注射薬(エピペン®)を用いる。
- 減感作療法:アレルゲンを少しずつ増やしながら投与し、症状の軽減を図る。
関連過去問
めちゃくちゃ多いので、一部のみ掲載。それだけ頻出ってことですよ!
31-61 特定原材料として表示が義務付けられている食品である。
おまけ
最近では、アレルギーを持つ方々にも安心の、アレルゲンフリー食品というものをよく見かけるようになりましたよね!
小麦・卵・乳製品などを使っていないお菓子もあり、注目されています。
管理栄養士としてこのような食品のことを知っておき、必要な時におすすめできるといいですね!