問. 85 歳、女性。身長 148 cm、体重 38 kg、BMI 17.3 kg/m2。食事は自立している。塩味を感じにくくなり、濃い味を好むようになった。この 3 か月は、食事中にむせることが増え、食欲が低下し、体重が 2 kg 減少。歩行速度の低下もみられる。この女性の栄養アセスメントの結果である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) エネルギー量は、充足している。
(2) 除脂肪体重は、増加している。
(3) 筋力は、維持している。
(4) 嚥下機能は、低下している。
(5) 塩味の閾値は、低下している。
答. (4)
解説
× (1) エネルギー量は、不足している。
<根拠>「BMI 17.3 kg/m2」、「食欲が低下し、体重が 2 kg 減少」
× (2) 除脂肪体重は、減少している。
<根拠>「食欲が低下し、体重が 2 kg 減少」
× (3) 筋力は、低下している。
<根拠>「歩行速度の低下もみられる。」
〇 (4) 嚥下機能は、低下している。
<根拠>「食事中にむせることが増え」
× (5) 塩味の閾値は、上昇している。
<根拠>「塩味を感じにくくなり、濃い味を好むようになった。」