問. 糖原病Ⅰ型の幼児の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) エネルギーを制限する。
(2) たんぱく質を制限する。
(3) フェニルアラニンを制限する。
(4) 食事を 1 日 2 回に減らす。
(5) コーンスターチを利用する。
答. (5)
解説
× (1) エネルギーを制限する必要はない。
理想体重における必要量を基本とする。
× (2) たんぱく質を制限する必要はない。
ただし、低血糖予防のため炭水化物エネルギー比率を高める関係で、たんぱく質エネルギー比率は低くなる。
× (3) フェニルアラニンを制限する。
⇒ フェニルケトン尿症の栄養管理に関する記述である。
× (4) 食事を 1 日 2 回に減らす。
⇒ 低血糖を防ぐため頻回食とする。
○ (5) コーンスターチを利用する。
コーンスターチはゆっくりと吸収されるため、低血糖の予防に有用である。