38-94 高齢期の生理的変化に関する記述である。

問. 高齢期の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1) 血中アルブミン濃度は、上昇する。

(2) 血中副甲状腺ホルモン(PTH)濃度は、上昇する。

(3) 血中ホモシステイン濃度は、低下する。

(4) エリスロポエチンの分泌量は、増加する。

(5) 獲得免疫系機能は、亢進する。

 

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答. (2)
解説

× (1) 血中アルブミン濃度は、低下する。
加齢により、たんぱく質合成速度が低下する。

(2) 血中副甲状腺ホルモン(PTH)濃度は、上昇する。
カルシウムの摂取量減少や腸管での吸収率低下により血中カルシウム濃度が低下し、副甲状腺ホルモンの分泌が促進される。

× (3) 血中ホモシステイン濃度は、上昇する。

× (4) エリスロポエチンの分泌量は、減少する。

× (5) 獲得免疫系機能は、低下する。
胸腺の萎縮などに伴い、免疫(特に獲得免疫)の機能が低下する。