問. 高血圧対策として、社員の食塩摂取量の減少を目指した取組を行うことになった。社会的認知理論の構成概念と、それを活用した取組の組合せである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 結果期待 —– 社員食堂の定食を、全て減塩メニューに変更する。
(2) 観察学習 —– 減塩によるメリットを、社員食堂の卓上メモで周知する。
(3) 自己制御 —– 減塩によって高血圧が改善した社員の体験談を、社内ウェブサイトに掲載する。
(4) 自己効力感 —– 減塩醤油の試供品を配布し、家庭で使ってもらう。
(5) 観察学習 —– 血圧の記録表を、社員全員に配布する。
答. (4)
解説
× (1) 相互決定主義 —– 社員食堂の定食を、全て減塩メニューに変更する。
社会的認知理論では、人間の行動を「人」「行動」「環境」の3つの要因の相互関係の中で捉える(相互決定主義)。社員食堂のメニュー変更は、環境的要因に対するアプローチである。
× (2) 結果期待 —– 減塩によるメリットを、社員食堂の卓上メモで周知する。
× (3) 観察学習 —– 減塩によって高血圧が改善した社員の体験談を、社内ウェブサイトに掲載する。
○ (4) 自己効力感 —– 減塩醤油の試供品を配布し、家庭で使ってもらう。
× (5) 自己制御 —– 血圧の記録表を、社員全員に配布する。
