37-139 食料需給表から算出された、わが国の食料自給率のうち、品目別自給率(重量ベース)の年次推移である(図)。

問. 食料需給表から算出された、わが国の食料自給率のうち、品目別自給率(重量ベース)の年次推移である(図)。図のa~dに該当する食品の組合せとして、最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

a — b — c — d
(1) 野菜 — 鶏卵 — 小麦 — 果実

(2) 野菜 — 小麦 — 鶏卵 — 果実

(3) 果実 — 野菜 — 小麦 — 鶏卵

(4) 鶏卵 — 野菜 — 果実 — 小麦

(5) 鶏卵 — 果実 — 野菜 — 小麦

 

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答. (4)
解説

(4) 鶏卵 — 野菜 — 果実 — 小麦

<鶏卵>
鶏卵は、割れやすいこともあり輸入が少なく、自給率はほぼ100%と高くなっている。

<野菜>
野菜の自給率は、農業者の高齢化などを背景とした国内生産量の減少や、国産の割合が低い加工・業務用野菜の需要の拡大などにより低下し、現在は約80%となっている。

<果実>
みかんやりんごなどの国産果実の消費が減少する一方で、バナナやキウイフルーツなどの輸入果実や輸入品の割合が高い果汁等加工品の消費が増加したことにより、自給率は大きく低下した。現在の自給率は、約40%となっている。

<小麦>
小麦は、湿気に弱いため国内での生産には不向きであり、輸入の割合が大きい。現在の自給率は、約15%となっている。