29-3 わが国における熱中症の発生状況と、予防・治療に関する記述である。

問. わが国における熱中症の発生状況と、予防・治療に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 救急搬送者数は、最近10年間横ばいである。

(2) 患者の半数以上は、九州・沖縄地方で発生する。

(3) 屋内での発症は、ほとんど見られない。

(4) 予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。

(5) 熱痙攣の発症直後には、電解質を含まない水を与える。

 

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答. (4)
解説

× (1) 救急搬送者数は、最近10年間増加している。

× (2) 患者は、都市部(大阪、愛知、東京など)で多く発生する。

× (3) 屋内での発症は、 多く見られる。
半数近くが屋内での発症だった年もある。

(4) 予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。

× (5) 熱痙攣の発症直後には、電解質を含む水を与える。
熱痙攣は、低Na血症により筋肉の痙攣が起こった状態であるため、電解質を含む水を与える。
 

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