【第38回管理栄養士国家試験から適用】新ガイドライン変更点まとめ
人体の構造と機能
推算糸球体濾過量(eGFR)
糸球体濾過量を、血清クレアチニン値、年齢、性別を用いた計算式により推定したもの。腎機能の評価に用いられる。 ○ 推算糸球体濾過量(eGFR)の算出には、血清クレアチニン値を用いる。(34-129)
網赤血球
骨髄から放出されたばかりの幼若な赤血球。 × 網赤血球は、寿命を終えた赤血球である。(35-38)
妊娠中の明らかな糖尿病
妊娠中に初めて発見された糖代謝異常のうち、糖尿病の診断基準(以下のいずれか)を満たすもの。 ① 空腹時血糖値≧126 mg/dL ② HbA1c値≧6.5 %
日和見感染
免疫力の低下時に、健常時には問題とならないような病原体に感染すること。エイズなどでみられる。 × 日和見感染とは、感染しても発症しないことである。(36-42) ○ 院内肺炎は、日和見感染であることが多い。(33-37) ○ エイズでは、日...
GLP-1(グルカゴン様ペプチド 1)
インクレチンの一種。インスリン分泌の促進、胃内容物の排出抑制などのはたらきをもつ。 × GLP-1 は、胃内容物の排出を促進する。(37-27) × GLP-1(グルカゴン様ペプチド 1)は、空腹時に分泌が増加する。(34-26)
アンジオテンシンⅡ
ACEの作用により、アンジオテンシンⅠから生成する物質。血管を収縮させ、アルドステロンの分泌を促進することで、強力な血圧上昇効果を示す。 × アンジオテンシンⅡは、アルドステロンの分泌を抑制する。(34-30) × アンジオテンシンⅡは、血...
アンジオテンシンⅠ
アンジオテンシノーゲンがレニンによって分解されて生成する物質。ACEの作用により、アンジオテンシンⅡとなる。
スパイロメトリ
肺活量をはじめとする呼吸機能を測定する検査。拘束性肺障害やCOPDの診断に用いられる。 ○ スパイロメトリは、拘束性肺障害の診断に用いられる。(34-24)
ガラクトース血症
ガラクトースをグルコースに変換する代謝経路が障害され、ガラクトースが体内に蓄積する疾患。先天性代謝異常症のひとつであり、新生児マススクリーニングの対象疾患である。 <食事療法> 乳糖除去食 × ガラクトース血症では、メチオニン除去ミルクが使...
RNAウイルス
遺伝子としてRNAをもつウイルス。 <例> C型肝炎ウイルス × B型肝炎ウイルスは、RNAウイルスである。(31-31)