問. 妊娠と妊娠合併症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 受精卵の着床部位から、プロゲステロンが分泌される。
(2) オキシトシンは、乳汁の産生を促進する。
(3) 妊娠により、黄体は消失する。
(4) 糖代謝異常合併妊娠では、ケトアシドーシスの頻度が増加する。
(5) 妊娠高血圧症候群の重症度は、血清アルブミン値で分類する。
答. (4)
解説
× (1) 受精卵の着床部位から、プロゲステロンは分泌されない。
プロゲステロンは、黄体や胎盤から分泌される。
× (2) プロラクチンは、乳汁の産生を促進する。
オキシトシンは、射乳を促進する。
× (3) 妊娠により、黄体は妊娠黄体となる。
○ (4) 糖代謝異常合併妊娠では、ケトアシドーシスの頻度が増加する。
× (5) 妊娠高血圧症候群の重症度は、血清アルブミン値で分類しない。
収縮期血圧 160 mmHg 以上または拡張期血圧 110mmHg 以上の場合や、母体の臓器障害、子宮胎盤機能不全がある場合に重症と診断される。