問. 遺伝形質に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 遺伝子多型は、遺伝子変異の発生頻度が集団の 1 %未満である。
(2) 遺伝子多型は、食習慣の影響を受けて生じる。
(3) 遺伝子多型の出現頻度は、人種による差異がない。
(4) β3アドレナリン受容体遺伝子の変異は、肥満のリスクを高める。
(5) 倹約(節約)遺伝子は、積極的にエネルギーを消費するように変異した遺伝子である。
答. (4)
解説
× (1) 遺伝子多型は、遺伝子変異の発生頻度が集団の 1 %以上である。
× (2) 遺伝子多型は、食習慣の影響を受けない。
× (3) 遺伝子多型の出現頻度は、人種による差異がある。
○ (4) β3アドレナリン受容体遺伝子の変異は、肥満のリスクを高める。
× (5) 倹約(節約)遺伝子は、エネルギーを節約するように変異した遺伝子である。
エネルギー消費量が少なくなるため、体脂肪が蓄積しやすい体質となる。