問. 日本人の食事摂取基準(2015 年版)を活用して、成人集団の食事改善計画を立案する際の目標設定である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 目標とする BMI の範囲にある者の割合を増やす。
(2) エネルギー摂取量の平均値を、推定エネルギー必要量付近にする。
(3) 栄養素摂取量の平均値を、推定平均必要量付近にする。
(4) 栄養素摂取量の平均値を、推奨量付近にする。
(5) 栄養素摂取量の平均値を、耐容上限量付近にする。
答. (1)
解説
○ (1) 目標とする BMI の範囲にある者の割合を増やす。
× (2) エネルギー摂取量の平均値を、推定エネルギー必要量付近にする。
⇒ エネルギー摂取量の過不足の評価には、(1) のBMIを用いる。
× (3) 栄養素摂取量が、推定平均必要量を下回っている者の割合を少なくする。
× (4) 栄養素摂取量の平均値を、推奨量付近にする。
⇒ 集団の栄養素の摂取不足の評価には、推奨量を用いない。
× (5) 集団全員の栄養素摂取量を、耐容上限量未満にする。