33-81 鉄の栄養に関する記述である。

問. 鉄の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて高い。

(2) 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により低下する。

(3) 体内の総鉄量の大部分は、貯蔵鉄として存在する。

(4) 体内の機能鉄の大部分は、骨格筋に存在する。

(5) 赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用される。

 

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答. (5)
解説

× (1) 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて低い。
吸収率は、ヘム鉄で20~30%、非ヘム鉄で10%以下である。

× (2) 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により上昇する。

× (3) 体内の総鉄量の大部分は、機能鉄として存在する。
機能鉄は、総鉄量の約70%を占める。

× (4) 体内の機能鉄の大部分は、血液中に存在する。
機能鉄の9割以上はヘモグロビンである。

(5) 赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用される。

 

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